自分の部屋

  相変わらずの無表情で見つめてくる彼女のそばに、帰り道で買った“あるモノ”が入った紙袋を置くと、
「そこに、四つんばいになって」
 と一応、告げる。
 エトワールは言葉を理解していない。話しかけるとこちらを向くのだが、リアクションは無い。
 なので俺は、文字通り手取り足取りで、彼女をベッドの上に四つんばいにした。
 そして、いつも通りの手順で服を脱がし始めた。

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