で、まぁ、あんなこと(えっち)した後で勉強がはかどるはずもなく、時間だけが無駄に過ぎていって家庭教師はお終いになってしまうのだった。
それでもミキちゃんはすっごく嬉しそうなんだけど、僕は内心かなりあせりを感じていた。
お金をもらっているのに、こんなんでいいのかな……。
「ねぇ、おにいちゃん」
部屋から出ようとした時に、ミキちゃんに声をかけられる。
「なに?」と振り向いた僕に、ミキちゃんはにっこり笑って言った。
「明日も…しよっ(^o^)」
「う…うん」
とこたえはしたものの、そのときの僕の表情は、きっと引きつっていたに違いなかった。
おしまい
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