♯102　ここだけの秘密だよ☆
（オリジナル）

　今日の撮影は、まるで女の子の部屋みたいなファンシーなブースで始まった。
　着替えるために裸になった私に手渡されたのは、白いパンツと黒のソックスだけだった。せっかくの可愛いブースなのに、ちょっと残念。

「そこに座って」

　ぬいぐるみが配置された床の上に、私はちょこんと座った。

「もう少し膝を立てて……そのまま、ゆっくりと足を開いて」

　私はすすす……と足を開いていく。
　小さめサイズのパンツは、ぴったりと股間の膨らみに張り付いている。クリトリスがクッキリ浮かび上がって、最初からエッチなシチュエーションだった。
　カシャカシャカシャ……と何度もカメラのシャッターが切られる。

「次は、そのままの姿勢でパンツ脱いでみようか」
「……はぁい」

　こんな格好をさせられたら予想できる展開だったので、別に驚いたりしない。
　ちょっぴり苦笑しながら、私はパンツに指を掛けた。