♯116 青い空と白い雲と君の微笑
(オリジナル)

 遊び疲れた僕は、不覚にも眠ってしまったようだ。

 あまりの暑さに目を覚ますと、座ってこちらを見下ろしている君がいた。

 どこまでも続く青い空、まばゆいばかりの白い雲、そして柔らかな君の微笑。まるで楽園にいるかのようなひととき。

 太陽は高く、まだ時間はたっぷりある。

 僕はゆっくりと身体を起こすと、目覚めを待ってくれていた君に、まずは一言。

「ありがとう」

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