遊び疲れた僕は、不覚にも眠ってしまったようだ。 あまりの暑さに目を覚ますと、座ってこちらを見下ろしている君がいた。 どこまでも続く青い空、まばゆいばかりの白い雲、そして柔らかな君の微笑。まるで楽園にいるかのようなひととき。 太陽は高く、まだ時間はたっぷりある。 僕はゆっくりと身体を起こすと、目覚めを待ってくれていた君に、まずは一言。 「ありがとう」