♯127 今日はノーパン登校日 (オリジナル エリカ)
今日は全学年女子一斉の「ノーパン登校日」。
パンツの着用を終日禁止されているから、ノーパンで登校して、そのまま学校生活を送らないといけない。
この日の朝は、校門に立っている風紀委員にスカートの中を見せて、パンツをはいていないかどうかのチェックを受けることになっている。
だけど、盗撮や痴漢のリスクがあるのにノーパンで登校するなんて誰もしない。校門前でパンツを脱げば見逃してもらえるから、皆そうしてるのだった。
風紀委員の女子生徒に、脱ぎたての生温かいパンツを提示して、スカートを横から大きくめくり上げる。
こちらに視線を向けている不審な人が必ずいるから、できるだけ股間やお尻を露出させないように気をつける。
「……エリカさん、ノーパンチェックOKです」
脱いだパンツをランドセルの中にしまっていると、男子生徒や先生たちが顔を赤くしながら通り過ぎる。
チェックの時に見ていたの、バレバレだよ……。
学校中が浮ついた雰囲気で、いつでもどこでも、ふとももの辺りにいやらしい視線を感じる。
スカートをめくられたり、中を覗き込まれる回数も、普段よりずっと多い。
初めの頃はすっごく恥ずかしかったけど、少しずつ慣れてきて――校内で生徒や先生に見られる程度なら、ほとんど気にしなくなっていたのだった。
(VOICEVOX:四国めたん)
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