♯136 スクール水着と日焼けあと (オリジナル エリカ)
しゅるしゅる……と水着を脱いで足元に置くと、私は再びポーズを取る。
「おぉぉ……日焼けあとが生々しい……“水着を脱いだ”のがありありと見て取れる!これは映えるよ!」
カシャカシャカシャ……
撮影が再開されると、スタッフは目を輝かせてノリノリになる。
けど私は、開放的なプールで裸になる恥ずかしさで顔が熱くなり、動きがぎこちなくなってしまう。
撮影時間は延び延びになってしまっていた。
プールの外から、男の人がこっちを見ているのが視界の端に映る。
「あ……こっちを見てる人がいる!」
「離れてるから大丈夫だよ。もう少し撮ろう」
「やだぁ……もう止めようよ……」
結局、塀の外に人が集まるまで撮影は続けられ、撤収することも出来ずに何時間も学校のプールに留まることになってしまったのだった。
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