♯14 「恥らう人形」
(オリジナル)

 服を脱がせて全裸にすると、彼女…エトワールは恥ずかしそうにうつむき、大事な部分を手で覆い隠した。
 へぇ、どこで覚えたのか知らないが、なんだか妙にそそる仕草じゃないか。
「右手、どけて」
「………」
 俺の言葉が理解できないのか、それともその気がないのか、エトワールはうつむいたまま動こうとしない。
 ……仕方がない、力ずくでどかすしかなさそうだ。
 俺は自分の右手を、彼女の右手に向かって伸ばした。

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「恥らう人形」