サキ「―――敵!?」 一瞬だけ見えた黒い影に、彼女の身体はすぐに反応した。 目星をつけた場所に向かって、剣を構えて走り出す。 柱の陰に隠れていた魔物が足音に気づいたとき、彼女はすでにそいつの目の前に迫っていた……。