通路の突き当りの部屋には、小さくて質素な椅子がぽつんと置かれていた。
 シルファが相手のときは、この場所はよく使われる。
 今夜もここで“行為”に耽るんだと考えた途端に、不覚にも胸が高鳴ってしまうのだった。

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