“久しぶりだな、元気か?” いきなりくだけた調子で手紙は始まっていた。 “これは、俺がこの国でとある蒐集家から譲り受けた、性欲処理用の魔道人形だ。手元に置いておくとちょっとやっかいなことになりそうだから、取りあえずお前に送りつけた。申し訳ないが、俺が帰国するまで預かっておいてほしい。 興味があるのなら、起動して“使って”も構わない。日本語に翻訳したマニュアルを入れておいたので、参考にしてくれ。 それじゃ、よろしく頼む”