……手紙はそれで終わっていた。
性欲処理用の、魔道人形?!
また、あやしげな物を送りつけてきやがって。あいつは人の迷惑ってものを考えてないのか。
改めて人形を観察すると、用途を知ったせいか、ひどく禍々しい中にも艶めかしさを感じてしまう。
顔の造りはリアルな人間と見間違えるほど精巧で、しかもとびきりの美少女だった。年齢的には10歳ぐらいとかなり幼いが、ギリギリでストライクゾーンだ。
この容姿でダッチドールになるのなら、かなり“使え”そうだった。
(う……ちょっと、いいかも。)
いいネタがないせいで、最近かなり溜まってるし……一度ぐらいダッチドールで抜いてみるのもいいかもしれない。
俺は、面白半分で、起動だけしてみることにして、マニュアルにざっと目を通した。
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