意識が無くなる寸前で、ローターの振動が止まった。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
私の呼吸は、マラソンをした後のように荒かった。
汗と愛液の入り混じった、淫靡な香りが体育倉庫に満ちている。
「エリカちゃんの汗と愛液が、体育マットに染み込んじゃったね。……これ、次の授業で使うそうだから、男の子達が発情しちゃうかもね」
「う……うそ……」
そんなの、絶対やだよ!
何とかしてもらうようにお願いしようと思ったんだけど、私の意識はそこで途切れてしまったのだった……。
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