♯144 体操服の下のふくらみ
(オリジナル エリカ)

「あ……それで……どうすればいいの?」
 男の子にとっては未知の下着――ブラを見つめながら、ゆーくんが情けなさそうに聞いてくる。
「手を背中に回して……後ろのホックを外して」
「分かった……あれ?外れない……」
「真ん中を折ったら外れるよ。……違う、逆だよ……そう、そっち……うん、外れた」
 ゆーくんがブラのホックを外すと、胸の締め付けが緩くなったのが分かる。
「次はどうするの?」
「え、ええと……」
 ゆーくんに聞かれて、私は一瞬考えた。
 ホックを外しても肩紐が掛かってるから、ブラを取るには体操服を脱がなきゃいけないんだけど……こんな場所で上半身裸になるなんて、恥ずかしくてとてもできない。
 ブラがグシャグシャになっちゃうけど、ずり上げてもらうことにした。
「ブラを上にずらして、服の中に入れて」
「う、うん」
 ゆーくんがブラを下から押し上げて体操服の中に入れると、布とワイヤーの固定を外された胸が、ぷるんとこぼれて露わになった。
「うわぁ……エリカちゃんのおっぱい……大きくって、すっごく柔らかそう……」
 ゆーくんは私の胸に顔を近づけ、食い入るように見つめる。
 恥ずかしいけど……胸はドキドキと高鳴っていた。

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胸を見せるエリカ