恵那旅行記1 05.7.14
1.出発前
会社から前倒しでもらった夏休みの前日。以前からやってみたかった「一泊二日で一人旅」をやろうと急に思いついた。
行き先は…さてどうしよう?あまりきっちりと決めたくなかったので、東西南北の4択にしてみた。
東…東京に行き着くだけなので却下
西…大阪に行き着くだけなので却下
南…海に行き着くだけなので却下
…北しかないの…?
えらくアバウトな消去法で漠然と北に行くことに決定。
北はず~っと山で、その先は日本海だ。まぁ、山を中心とした旅になるんだろうなぁ。
着替えとかを簡単に準備して…っと、そうだ、せっかくだから旅先で絵でも描いてみるか。で、そいつを「ヘタレ絵同盟」の課題にしよう。
てなわけで、画材も準備。画材と言っても、小さなスケッチブックと水彩色鉛筆とAQUASH(水彩クレヨンみたいなの)だけ
さてさて、明日は早いし、もう寝るか~。
で、次の日、起きたのは10時…遅すぎorz。
外からゴガガガという不快な音が聞こえる。これで目が覚めたのか。
ベランダから外をのぞいてみると…

どうやら工事をやってる模様。
今住んでるこの家は、安くて広いのだけれど、時々こうゆうことがあって困る。
まぁとにかく、とっとと出発したほうが良さそうだ。
車に乗って早速出発~
2.修道院にて ~マリア様がみてる~
途中、「←修道院」の看板があったので、好奇心にかられて左にハンドルを切ってしまう。
細い道を少し進むと、本当に修道院があった!

入り口にはマリア像が

開放的な雰囲気だったのをいいことに、中を見て回る。
建物の中からパイプオルガンの音色が響き、結構いい感じ。
奥には小さな洞窟があって、その中にもマリア像が

入り口近くのトイレもそれっぽい感じで面白かった。

建物の中は撮影禁止だった。キリスト教に特に興味があるわけでもないので、入るのは失礼だと思って入らなかった。
3.竜吟の滝
車は山道にさしかかり、しばらく進むと今度は「←竜吟の滝」という看板があった。
竜吟の滝…というなんだかファンタジーっぽい響きに惹かれてちょっと寄ってみることにした。
まぁ…そうは言っても、実際に竜がいるわけではなかろう…と思っていたら、入り口で今まさに竜が生まれようとしていた!

さらに、入り口のインフォメーションボードによると、森の中には2個の竜の卵があるらしい。
滝とともに、それも探してみることにした。
入り口から少し歩くと、早速1個目を発見!

竜の卵にも色々あるのだろうが、この森にある卵は、形といい表面の模様といい、非常にユニークである。
そうこうしているうちに2個目も発見。

2個目の卵からも、竜が生まれようとしていた。私を見るとひどくおびえ、雄たけびを上げて威嚇してきた。

さて、肝心の滝はどこにあるのだろう。歩き疲れて少し疲れてきた←ひ弱すぎ。
すると、看板とともに滝らしきものが見えてきた!

……どうやら、もう少し歩かないといけないようである。
汗を流して歩くこと十数分、ようやく滝が見えてきた

左が一の滝、右が二の滝。もっと行けば三、四とあるのだが、ここで力尽きてしまった。
後日、某Walkerにこの滝の情報が載っているのを見かけた。それによると、一の滝が一番大きくて素晴らしいとのことだったので、まぁいいかなと。
4.エナの街にて
竜吟の滝からさらに1時間ぐらい車を走らせると、山あいの街「エナ」に到着した。
ここにきて、ようやく絵を描かなければならないことを思い出し、街外れの山の中に分け入った。
2時間ぐらい絵を描き続けたが、思うように進まない。苦戦しているところに、測量の人たちがぞろぞろやって来たので、続きは宿泊先でやることにして中断した。
そろそろ、太陽の光がオレンジ色に変わり始めた。
宿泊先を確保しておかないとマズいだろうと思い、市街に移動。駅の観光案内所でホテルの紹介を受け、電話してみたらOKだった。
チェックインして部屋に移動。一人で泊まるにはもったいない程の広さと綺麗さ。
窓からの眺めも良かった。

夕食もおいしかった。お酒を飲むつもりはなかったのだけど、このメニューなら飲まないと物足りないような気がして、「やっとかめ」の水割りをグラス一杯だけ飲んだ。

そして、気持ちよくなって部屋に戻るなり寝てしまう。絵は目覚めてから必死こいて描きあげた。
翌朝、バイキング形式の朝食を腹いっぱい詰め込んでチェックアウトした。
5.さびれたWONDERLAND
前日、ホテルの窓から見えた遊園地が気になったので寄ってみた。
入り口で入場料を払って中に入ると…人気がない。見事なまでのさびれようだった。

綺麗な景色を期待して観覧車に乗ったが、ゴトゴト揺れて怖い上に、窓が汚れていて景色もあまり良く見えなかった…。

でも、写真にはけっこう綺麗に写っているから不思議。
6.帰り道
帰る途中でも、色々な所に寄りたかったのだけど、用事があることを唐突に思い出して、あわてて帰ってきてしまった。残念。
7.あとがき
本当は安い民宿にでも泊まりたかったのだけど、結局普通のホテルに泊まったので、経費は結構高くついてしまった。
でも楽しかったし、「一人旅で一泊」という以前からやりたかったことがやれて満足。
絵も一応描けたので、よかったよかった。